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「量子力学的仕事術」読者限定プレゼント

Vol.1 パラレルを移行する

「量子力学的仕事術」
\ 読者限定プレゼント!/

人生大飛躍の
実例集

Vol.1 パラレルを移行する

Story 01
自分の心を拾った先の世界

Story 02
自分発振で教育を変える

Story 03
大嫌いだった父からのメッセージ




Story 01
自分の心を拾った先の世界

東山光子さん(仮名) / 40代女性・サロン経営


| 心身共にボロボロの状態に

かつて私は、飲食店を営んでいました。自分のお店でもあり、シングルマザーでもあったので、とにかく「働かなければいけない」と思い込んでいて、土日祝日関係なくお店に出ていました。身体がしんどくても仕事は休まず、子ども達の学校行事もほとんど参加しませんでした。

自分の気持ちは無視、「〜しなければならない」という思い込み、周りにどう見られるかばかり気にする…本来の自分ではない状態で、いつも「求められる姿」に応じていた感じでしたね。

暫くは、それでもなんとかなっていましたが、結局、気力と忍耐力だけではどうにもならず、体調を崩してお店をやめることになりました。それに伴い、沢山のお金を失い、まさかの人の裏切りにも遭い、これでもかというくらい辛い出来事が起こりました。

心身共にボロボロで外にも出られず、電車にも乗れない。人に会いたくない、何もしたくない…今まで意識せずに普通に出来ていた事が、どんどんできなくなっていきました。

心身ともに崩れて、物質面でも全て失う。そうなりたくないからこそ、今まで一生懸命頑張ってきたのに、私が一番なりたくない状況になってしまいました。すべて無くなってしまった…それでも子ども達を育てないと。だけど今のままの身体ではとても働けない。これからどうしようと思っていました。

何か解決策がないかと探していた時に、大ちゃん先生のYouTubeや本、そしてオンラインで行われていたセミナーに出会いました。それがきっかけで7weeksセミナーに参加することにしました。


| トレーナーのサポートで

7weeksセミナー中、同期の仲間たちは、日々の感謝もスラスラと長いものを書いているのですが、自分は全く書けませんでした。

同期たちは自分よりも恵まれた状況にいるように思えて、「それだったら感謝を感じられるのも当然だ」と思っていました。「こんなに苦しい状況の中で、一体何をどう感謝すればいいの?」という思いもありました。

でも、感謝を繰り返す中で、少しずつ自分の考え方も変わっていきました。最初はほんの小さな感謝しか思い浮かばず、一行程度の感謝しか書けなかったのですが、それでも少しずつ努力を続け、担当トレーナーさんのサポートを受けて、感謝の気持ちが少しずつ広がっていったんです。

最初は探り探りの状態でしたが、担当トレーナーさんや大ちゃん先生、そして7weeksセミナーの同期の仲間たちと関わる中で、だんだんと心がほぐれていきました。


| ひたすら自分の心を拾う

そして、私の学びが大きく進んだのは、大ちゃん先生の決定的な言葉でした。

「ほかに何も考えなくていいよ。身体の事も子どもの事もお金の事も何も考えなくていいからひたすら自分の心を拾いなさい。」

最初は、ビックリしましたが、頂いたお言葉を大切に「自分の心を拾う事」に集中しようと決めました。そして、「私が本当にしたい事って何?」と自分に聞いてみました。

すると、それは遊びに行くことでも、何か欲しいものを買うことでも、どこかに旅行に行くことでもなくて、「何もしたくない、ただ家で子ども達と過ごしたい」ということでした。

そして、すぐに行動してみました。子ども達と動画サイトを観ながら一緒にお菓子を食べて、ただ家で子ども達と過ごしてみました。それをやってみると「なんか幸せ〜♡」と心の中がじんわりと、そしてふわふわと柔らかくなっていくのを感じました。

すると、現実は変わってないんですが、気持ちにゆとりが出て来ている事に気づきました。「ただ、自分の心の声の通りに行動したらこんなに満たされるのか」とすごく驚きましたね。

これまでは、「常に何かを成し遂げなければならない」と思っていたのですが、「何もせずに過ごすことでこんなにも私は満たされるんだ」と、とっても驚きました。

働かなくても幸せだということに気づき、私はこの期間を「専業主婦として過ごす」と決めました。これまで専業主婦を経験したことがなかったため、この時間を大切にしようと思いました。

そして、これまでいかに自分の思いを無視して、周りに求められる事に応えようとする自分でいたのかに気づきました。

また、自分の思いを無視するだけでなく、自分を責め過ぎていた事にも気づきました。自分に寄り添うというエネルギーとは真逆の、批判というエネルギーで自分の事を揺らしていたんですね。


| 夢が全て現実に

そこから意識的に、
・自分の心を拾うこと
・青空側(ゼロポイントフィールド)からの意識で視座を高く持つこと
・自分の周波数を変えること
に取り組みました。

すると、少しずつ少しずつ、気持ちの面だけでなく現実の方でも変化が現れてきました。そして、現実が変わるスピードがどんどん速くなってきました。

最初は、目に見える物質的なところが変わらないことにモヤモヤした事もありましたが、「エネルギーが先で現象が後」だと教えていただいたことで、外ではなく自分の内側を整える事を心がけました。

するとこれまで、私が出来なくなってしまっていたことがいつの間にかできる様になっていました。

セミナー受講中に
・乗れなくなった電車に乗りたい!
・リアル会場でセミナー受講したい!
・大ちゃん先生に直接会ってお話ししたい!
・最高の仲間に出会いたい!
・自分のサロンをもちたい!
という、私の夢が全て現実になっていました。


| 信頼できる仲間と一緒に

もちろん、ここまでの変化はいつもスムーズに行くわけではなく、時にはモヤモヤしたり、落ち込んだり、悩んだりした時もありました。

だけど開華には、そんな時でも乗り越えさせてくれる、とびきり安心・安全の信頼できる人間関係がありました。これは他にはない大きな魅力の一つだと感じています。

特に同期の仲間たちとの絆は強く、大人になってからこんなに信頼できる仲間ができるなんて想像もしませんでした。違う期のメンバーとも交流があり、何かあった時でも「ここで相談すればいい」という安心感があります。これが、自分にとって大きな支えとなっています。

大人になると、どうしても構えてしまうことが多く、「こんなことを言ったらどう思われるだろう」とかいろいろ考えてしまいますが、開華の仲間たちにはどんな自分を出しても受け止めてくれる人たちばかりで、その信頼感がすごいと感じます。

私自身、こんな大きな変化は、1人では絶対に起こせなかったと思います。知識を学ぶだけではなく、大ちゃん先生はじめ開華に関わる皆様との出会いの中でたくさん愛のパワーを送っていただいたおかげです。


| 運ばれる様にサロンをオープンへ

今のサロンができたのも、突然の出来事でした。きっかけとなったのは、7weeksセミナーの同期の仲間との会話でした。私がずっと愛用していたシャンプーの話をしたところ、それがサロンの始まりとなりました。

それまでの私は、飲食店経営でしたし、美容に特別な関心があったわけではなく、むしろ「エネルギーの高い人たちが集まれる場所があったらいいな」という思いが先に出てきて、そこからサロンのアイデアにつながっていきました。

サロンのメニューに関しても、エネルギーから考えて、自然と整っていった感じです。

例えば、オーガニックローズを使ったローズ蒸しとか、脳の断捨離と言われている頭部にやさしくタッチしていくセラピーとか、これでみんなが良くなればいい、という思いからでした。

そんな感じで準備が整っていき、気がつけばサロンがスルスルッと自然に始まっていた感じでしたね。


| 意識で現象は変えていける

今後については、特に具体的な目標はないものの、周波数を大切にしながら、いろんなことを叶えていきたいと考えています。これまでの変化を考えると、これから先も、いろんなことが実現していきそうな気がしています。

私がこれまで大変だった時期にも、多くの人に助けていただいて、そうしたしんどい状況でも守られていると感じることが多くありました。だからこそ、今度は自分が社会に還元していきたいと思っています。

例えば、私の子供が手術を受けた時に給付金をいただいたりしたので、寄付や社会貢献にも力を入れていきたいです。その一環として、私はお洋服が好きなので、お洋服のブランドなどを立ち上げることなどを考えていますが、一番大切なのは、していただいたことを今度は返していける自分になることですね。

誰でも自分の意識で現象は変えられる!という事に気づかせていただいたことは、私にとってかけがえのない大きなギフトになりました。心から感謝しています。




Story 02
自分発振で教育を変える

安江利成さん / 60代男性・元小中学校教師


| 教員のあり方に悩む日々

私は、37年間公立の小中学校に教師として勤務していました。教師になった動機ですが、まず一番にサッカー部の顧問になりたかったことですね。自分がずっとサッカーをやってきたので、その経験を生かしてサッカー部の顧問をやりたいと思ったのが大きな理由です。

それから実は、私は学生の頃、勉強が苦手で、よく馬鹿にされたり先生からいじられたりして非常に辛い思いをしました。だからこそ、先生になって、そういった辛い思いをしている子供たちを減らしたいという思いもありましたね。元々、子供と遊んだり、面倒をみるのが好きだったことも理由の一つです。

私は、定年退職する前の最後の7年間で、小学校の校長を4年間、中学校の校長を3年間務めました。その間、学校にいた先生の数は50人前後でしたが、毎年2〜3人の先生が精神的な不安から休職に入ったり、多い時は1年間で2人退職したりすることもありました。このことに頭を悩ませて、どうにかならないかと解決策を探していました。

先生たちも、学級運営がうまくいかないと、自分を責めることが多くなります。生徒が言うことを聞いてくれなかったり、学校に来ない生徒がいたりすると、先生たちは自分に非があるのではないかと感じてしまうことがよくありました。

そうした時に私は、悩みを抱えた先生に表面的には柔らかい言葉で話していましたが、内心は自分は中学で20年間もやってきたという自負もあったため、「これぐらいのこと、うまくできないのかな」と思っていました。また、先生たちが辞めたり休職に入ったりするのは、管理職としての管理能力が足りないのだと自分を責めることもありました。

今思うと、やはり自分に最も近いところ、即ち自分自身を責めて、そのネガティブなエネルギーを周りに発してしまっていたのだろうなと感じています。それが先生たちや学校全体に影響を与えていたのかもしれません。


| すべては自分発振

開華との出会いは、私の教師生活の最後の年です。その年はある中学校の校長を務めていました。子供たちを幸せにするにはどうしたらいいのか、先生たちが安心して勤めるにはどうしたらいいのかをずっと考え続けていた中で、大ちゃん先生の「量子力学的習慣術」という本に出会いました。

本の中のほぼすべての部分に共鳴するものがありました。何気なく書店で手に取って読んでみたのですが、最初の方からどんどん引き込まれて、書店で半分くらい立ち読みした後、すぐに購入してその日のうちに全部読んでしまいました。

特に響いたのは「すべては自分発振である」「自分が発振している通りに現実が作られていく」という部分です。この考え方を子供たちにも伝えたいと思い、大ちゃん先生を学校に招くことを考えました。しかし、その前にまずは自分が学ばないといけないと思い、開華のセミナーに参加することにしました。


| 600名での特別授業を開催

その後、私もトレーナーコースで開華での学びを進めていき、とうとう念願かなって中学校に大ちゃん先生をお招きして特別授業を実現させました。全校生徒、保護者、教職員、それから近くの都道府県にお住いの開華のトレーナーも応援に来ててくださり、600名を超える規模になりました。

生徒たちの反応もとてもよくて、熱心に話を聴いてくれました。この特別授業は5時間目と6時間目に行ったのですが、5時間目は「できる、大丈夫、余裕余裕」といった、言葉にエネルギーが乗るのを身体を使って試してみる実験を行い、そこから量子力学的な話に移って、次の6時間目には「そもそもあなたは素晴らしい」というテーマに進みました。

5時間目の体験学習的な時間では、生徒たちも大いに盛り上がっていたのですが、6時間目は、みんながシーンとなり、静かに聴き入っていました。生徒たちも、いま生きていることがどれだけ素晴らしいか、感じてくれたんでしょうね。特に女子生徒たちは、本当に静かに話を聴いていて、深く響いたんだろうなと思います。

開華トレーナーや保護者の方々も生徒たちの中に入って「できる、大丈夫、余裕余裕」を一緒にやっていただきました。終わってからシェア会を行い、保護者の方々も、子供たちの変化に気づいて「この年代でこういうことを教えて貰えるっていいですよね」と非常に感謝されました。

最後に、数名の生徒が大ちゃん先生にサインをお願いしていました。コロナ禍でマスクをしていたので、生徒たちがマスクにサインを求める姿が印象的でした。

この5時間目と6時間目の大ちゃん先生の特別授業は、本当に有意義な時間でした。やはり、量子力学の考え方は子供たちに響くんだということを実感しましたね。


| 先生たちにも変化が

開華の学びを通して、普段自分が発振しているエネルギーや、過去の自分がどのようなエネルギーを発していたのかに気づけるようになってきました。

それと同時に、「能力がない」「管理職としてダメだ」と自分を責めていたことが、全ての出来事の根本にあったことにも気づきました。これまでずっと、自分にダメ出しをしていたんですね。

これまでは、私は体育会系の根性で、「まだまだだ、もっとやれるはずだ」と思っていました。そういった姿勢は、確かに努力を促す面もありますが、「できない自分はダメだ」と自己肯定感を下げる原因にもなります。

また「こうでなければならない」というガチガチの考えも自分にありました。初対面の人から「鎧をいっぱいかぶっているね」と言われたこともあります。狭い視野で物事を見て、「もっとできるはずだ」「何やってるんだ」という思いが強くなっていたんだと思います。

そうした中で、柔らかいエネルギーで包むということに気づかせてもらえたのは、開華の学びのおかげだと思います。

学びが進むにつれて、私の心の鎧や固定観念もなくなっていき、私の教師生活の最終年には、学校内でいろいろな問題は起こったものの、心を病む先生が一人も出ませんでした。これは本当に不思議な感覚というか…セミナーで学ぶ前から本を読んでいたので、現象が変わる仕組みは頭では理解していたのですが、実際に自分の目の前の現象に変化が現れたんです。素直に「自分はよくやっている」と自分に寄り添えるようになったので、そういった意識の変化も現実の変化に繋がったのかもしれません。

やはり、自分を「ダメだダメだ」と思っていると、それが反映されて「お前はダメだ」と批判される現実になるんだと感じました。まさに、「自分発振」ですね。

そんな感じで、私の教師生活最終の1年は、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。校内に「できる、大丈夫、余裕余裕」が浸透して、学校の周波数が変わるみたいな感じでした。この「できる、大丈夫、余裕余裕」は、生徒玄関に大きく掲げてあり、私が離れた今でも貼ってあります。

生徒から先生まで、学校全体の周波数が変わったんでしょうね。

| 自分発振の教育を伝えたい

教師の方は引退した私ですが、これからは、自分の出来る範囲で教育関係の発振をしていきたいと思っています。特に初任者の指導に力を入れていくことを考えています。今、初任者の女性教師2名を指導しています。彼女たちの授業を見に行った際には、心の中で「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら見守っています。そのおかげか、穏やかに授業が進められています。

やはり大事なのは、しっかり自分に寄り添って認めてあげること。現在指導している女性教師2名には、常に自分を褒めるように言っています。「50分間授業を終えたこともすごいことだよ」「テストを作ったなんてすごいことだよ」と励ましています。これからも新人の先生たちの成長を見守り、アドバイスしていきたいと思っています。

それから、開華を学んだ先生たちで作っている「教育実践チーム」としての活動もあります。これはオンラインでの発振となりますが、これらを通して教育に携わる方々に「できる、大丈夫、余裕余裕」のよい周波数が広がっていくように、これからも発振を続けていきたいと考えています。




Story 03
大嫌いだった父からのメッセージ

油井弘行さん / 60代男性・蒲鉾製造業社長


| 父との確執がほぐれていく

代々続く蒲鉾屋の社長をしていて、僕でちょうど4代目になります。親父は先代の社長だったんですが、折り合いが悪くて。親父があっちを向けば僕はこっちを向く、みたいな感じで、親父とは家庭でも会社でもずっと揉めている状態でした。今になってみれば、よくこんな状態で家族や会社をやってこれたなって思うことが多かったですね。

そんな状態なので、社員さんに対して「悪いな」と思ってました。喧嘩って、周りも気を使うし、すごく負担をかけるじゃないですか。妻に対しても、申し訳ないなという気持ちがありました。

開華で学び始めたのは2022年の1月だったんですが、丁度その頃から親父の具合が悪くなっていきました。そんな親父に対して、開華の学びをどんどん取り入れていったんです。

開華で「あなたは私、私はあなた」「相手と自分との関係は、自分と自分自身との関係」と学びましたけど、親父がやってることは僕の鏡だったと、本当に実感したんですよ。

そして、よく「一番近い先祖さんを大切にしよう」って言われるじゃないですか。じゃあ、一番近い先祖って誰だろう?って考えたら「あ、親父だな」って思ったんです。だから、親父に対して感謝と敬意を持って接していこうと思ったんです。

その結果、親父との関係がガラッと変わったんですよね。親父の病院の送り迎えをしたり、買い物にもついていったりして。妻も、「よく殴り合いの喧嘩をしてた人たちが仲良くなったね」と言ってました。僕はそんなに変わった実感はなかったけど、周りがそう言ってくれたので、良かったなって思ってます。


| 父との再会

でも残念ながら、昨年の7月に親父が亡くなりました。今年は親父の初盆だったんですけど、親父のためにちゃんとお盆を迎えようと思って、年のはじめからいろいろ計画を立てて準備してきました。暑い夏でしたが、親父のためにいいお盆にしようと思って、丁寧に丁寧に対応をしました。

うちは、8月の13日から16日まで、毎日お墓にロウソクを灯しにいくんです。13日、僕はロウソクに火をつけて、迎え火をしました。「ご先祖様、この火を目指して帰ってきてください」って。

すると、お墓の周りがざわつき出して、なんとご先祖様が見えたんですよ。「何これ?」って、すごく驚いてね。そして、目の前に親父がいるわけですよ。10人くらいご先祖様たちがいて、他の人はあまり感じなかったんですが、親父だけはすごく強く感じました。

僕は先祖の顔をほとんど知らなくて、両親含めて4人しか知らないんです。おじいちゃんのことも、3歳くらいの時の記憶しかないんです。でも、「来てくれて本当にありがとう」ってご先祖さんみんなが言うんですよ。

「ええ?」って思って…すごく暑い日だったけど、その瞬間、寒気がしました(笑)すると親父から、「弘行、お前には本当に迷惑をかけてきたけど、これからは好きなようにやれ。俺は亡くなってから1年だから、まだまだこれからだけど、俺はこっちで頑張るから、お前もそっちで頑張れ」みたいな感じで伝わってきたんです。声はしないんですけど、目が合ったんですよ、親父と。

僕は、「そんなことないけどな。俺は自分のできることをやっただけだし。これからどうするか、会社をどうするかってことは考えてるんだよね」って、ロウソクを持ちながらちょっと声に出して親父に言いました。

それが、僕のこの夏の思い出ですね。その時ね、僕はパラレルが変わった世界にいるんじゃないかと思いました。かつての親父といがみ合う世界から、親父が僕を応援してくれる世界へ移行したのかなと。これまで、いろんな本を読んできて、「今を生き切れ」って言葉が自分の心に残っているんですが、今を生き切ってたら、過去も未来も変わっていくのかなって思いました。

そして、最後の16日、盆の終わりに送り火をしている時、今度は親父だけが出てきたんです。残りのご先祖様は、シャッと上がっていくような感じで消えていったんですが、親父だけが残って、「頼むからな、お前の好きなようにしていいから。お前が今は後継ぎだから、俺は見守っててやるから、後のことは頼んだぞ」って言って、行ってしまいました。

僕はスピリチュアル的なことって、正直全然わからないんですが、見えない世界が95%ってよく言われるじゃないですか。ほんの5%しか見える部分がない。でも、その95%の見えない存在たちに後押ししてもらっているってことを、このお盆にはしみじみと感じました。


| 家庭平和から始まる

この体験を経てから、さらに責任感が出てきました。ご先祖様が見ている訳ですよ。ご先祖様が一人でもいなかったら今の自分はいない。そういう思いを感じたんですね。

これまでは、自分に来るお願いも「何で私に頼むんですか?」みたいな感じで対応していたのが、自分に来るものはよろこんで受けさせていただくようになりました。

そして、会社にもいろんなところから電話がかかってくるようになりました。先日は「ちくわを年間1000本買いたい」っていう依頼があったり。昔は、「いかがでしょうか。この商品」って、こちらから営業しに行ってたんですが、最近は「これいいですね。うちにください」って、向こうから注文がやってくるんです。これがね、なんとも言えない感じで驚いています。

また、県のPRでテレビ番組にも出ることになりました。本当に久しぶりの全国版で心が踊りました。

このお盆は、後押しを感じるような本当に心に響く体験でした。僕でさえ、これほど仲の悪かった親子がよくなるんですよ。僕は、世界平和も大切ですが、その前に一番小さな単位である家庭の平和がまず大切だと思うんです。僕ができたんだから、皆さんも絶対にできます。応援しています。